私の原点であり、現在も生活の拠点である福岡県。
その地で幼少期から過ごす私が、この街を心から愛している理由はたくさんあります。
人々の温かさや生活しやすい環境、そして何よりも食文化の豊かさです。
福岡県は、生活のしやすさと豊かな自然環境、また独自の文化があり、全国の「住みたい県」ランキングでも常に上位に名を連ねています。
そして福岡といえば、特にその食文化が注目されます。
福岡県に行ったことがあるという人に感想を聞くと、ほとんどの人がご飯のおいしさを挙げられます。
特に、全国的にも有名な博多ラーメンは、食べた人々の心を鷲掴みにし、味わった人々を幸せな気持ちにさせてくれます。
そのため、多くの人々は福岡といえば博多ラーメンを真っ先に思い浮かべるでしょう。
しかし、福岡県民は”ラーメンと同じくらい”うどんを食べるのをご存じでしょうか?
そこでこの記事では、福岡を代表するうどんチェーン店をご紹介したいと思います。
ラーメンと人気を二分する福岡のうどん。
ぜひその魅力について知っていただけたらと思います。
目次
福岡が誇るうどんチェーン店の魅力を徹底解説!
福岡が誇るうどんチェーン店の中でも、私が特におすすめしたい3店舗を紹介したいと思います。
それぞれの店舗は、味、雰囲気、サービスなど独自の特色を持っており、順位付けをするのではなく、その独自性と魅力を中心にご紹介します。
それぞれのお店には、一風変わった魅力と美味しさが詰まっています。
あなたが福岡を訪れる際には、ぜひ訪れてその魅力を体験してみてください。
牧のうどん
牧のうどんは、福岡県糸島市加布里(かふり)を発祥の地とし、1976年に株式会社釜揚げ牧のうどんとして設立されました。
もともとはうどん屋ではなく製麺所だったのですが、地元の駐在さんに湯がいたばかりの麺を食べさせたところ、ものすごく美味しいと言ったのがきっかけで、麺を出すようしたところ口コミで大評判になったことがルーツとされています。
店がある地域の地名が「牧」だったこともあり、牧にあるうどんということで牧のうどんになりました。
牧のうどんの広い厨房内で動く製麺機は、まるで工場のような雰囲気を漂わせています。
一般的なうどんの製造過程では、麺を切った後にゆで、そして冷水で締める工程を行いますが、牧のうどんでは、ゆでた直後に締めずにすぐに提供されます。
この結果、麺はつゆをどんどん吸収し、ふんわりモチモチの状態となりますが牧のうどんの最大の特徴です。
そしてこれが「減らないうどん」と言われる所以です(笑)
牧のうどんの特徴
行ったことがある人は分かると思いますが、牧のうどんにはカウンターや各テーブルに「やかん」が置かれています。
初めてみた人はお茶だと思うでしょうが、違います(笑)
実はこれ、うどんのスープなんです。
先ほど言ったように、麺がどんどんスープを吸って増えていき、スープがなくなるのでやかんに入ったスープを足しながら食べるわけです。
「そんなうどん食べたくないわ!」
と思ったらそれは早計です!
食べたらどれほど美味しいかが分かります。
麺は硬麺、中麺、軟麺が選べますので、ぶよぶよした麺が苦手だという人は硬麺で頼んでおくとよいでしょう。
牧のうどんのおすすめメニュー
私個人のおすすめは、肉うどんにごぼう天をトッピングした肉ごぼううどんです。
おそらく店の方でも人気ナンバーワンのメニューになります。
肉うどんの肉は、すき焼き肉に似た味付けがされており、甘みがあって柔らかく、うどんとの相性は抜群に良いです。
味が付いた肉がスープに入ることで、通常のスープとは異なる、甘めのスープになります。
このスープは、風味もありとても美味しいです。
ごぼう天は、サクサクした食感はあまりありませんが、そのままだけで食べるよりも、スープやうどんと一緒に食べることがおすすめです。
あとは名物のかしわご飯(おにぎりも可)と一緒に食べると、何とも言えぬ幸せな気分に浸ることができます。
牧のうどんに来店された際には絶対に注文してほしい一品です。
資(すけ)さんうどん
次にご紹介するのが資(すけ)さんうどんになります。
資さんうどんは1976年に福岡県北九州市戸畑区で創業されました。
「一枝店」として現存するお店が初めての店舗となりました。
その後、2008年に「本店」として北九州市小倉南区上葛原(九州自動車道の小倉東インター付近)に、本社と工場が移転し、同年12月に新しい店舗としてオープンしました。
以前は、一枝店が「一枝本店」と呼ばれ、本社は一枝店の2階にありました。
本社の移転に伴い、一枝店も「本店」という名称で営業することになりました。
尚「博多オフィス」として福岡市博多区博多駅前2丁目にもオフィスがあります。
現在、資さんうどんは長崎以外の九州全県と山口県で60店舗以上展開しています。(2023年7月現在)
8月には九州・山口県西部以外では初となる店舗を岡山市にオープン予定で、その他にも関西初出店も決まりました。
う~ん、さすが資さんうどん。飛ぶ鳥を落とす勢いですね。
でも、資さんうどんの味であれば、どこに出しても成功しそうですね ^^
資さんうどんの特徴
資さんうどんは、ならではの優れた特徴があります。
まず、その口当たりは非常に滑らかで柔らかいため、食べる際にとても心地よさを感じることができます。
また、うどんの中はもちもちとした食感があり、噛むときに心地よいシコシコ感があります。
食べ応えのある硬さでありながらも、過度に固く感じることはありません。
一方、博多うどんほど柔らかすぎず、適度な弾力があります。
このような食感が、絶妙な喉ごしを実現させた、資さんうどんの魅力と言えます。
さらに、資さんうどんの魅力は出汁にあります。
サバや昆布・椎茸といった食材から丁寧に取った出汁を使用し、うどんにはやや濃い目の味つけが施されています。
この出汁は甘さが残り風味豊かであり、九州地方の人々の心を掴みました。
以上のように、うどんは口当たりの柔らかさやもちもちとした食感、喉ごし、さらには出汁の風味など、様々な魅力を持つうどん、それが資さんうどんです。
資さんうどんのおすすめメニュー
おすすめは、うどん屋ですがあえて、カツとじ丼をおすすめします!
お店のメニューにも「どんぶり人気No.1」と書かれており、店舗でも積極的にカツとじ丼を推しています。
カツの外側のサクサク感と中のジューシーな肉、そして丼つゆと半熟の卵が絶妙に絡み合い、もう、美味いの美味くないのって・・・・美味いよ!って感じです。
食べているだけで、カツ丼の専門店で食べているような気分になるほど美味しいです。
特に豚肉は厚切りで、一口食べるごとに「今まさに肉を食べているなー」と感じることができます。
しかし、うどんも食べたいし、カツとじ丼も食べたい!というシーンもありますよね?・・・・あるんです。
そのような場合には、このお店の「資さんしあわせセット」がおすすめです。
このセットには、カツとじ丼と、押しも押されぬ人気NO.1商品の「肉ごぼ天うどん」と、さらに資さん名物の「ぼた餅」がセットになっているという最強の組み合わせ!
これだけの組み合わせが一度に楽しめるなんて、まさに夢のセットです。
資さんに行ったらぜひお試しあれ。
うどんウエスト
福岡県全域に存在するうどんチェーン店「ウエスト」は、幅広い種類のうどんやそばをリーズナブルな料金設定で提供するお店です(店舗によってはそばがない場合あり)
ウエストの麺はもちもちとしており、コシはそれほど強くありません。
ウエストは現在、全国的に展開しているため、その存在感が際立っていますが、実は福岡で1966年に創業した歴史ある企業です。
現代では、家族で外食をすることが一般的ですが、1966年当時はまだ一般的ではありませんでした。
そのため、ウエストは「家族での外食文化」を広める走りになった可能性もあります。
今までは当たり前すぎて意識することもありませんでしたが、考えてみるとウエストは本当に偉大な業績を成し遂げています。
ウエストの特徴
ウエストを特徴づけるのは、その「無難な感じ」です。
これは誉め言葉です!これが魅力なんです!
私は飲みに行ったあとの〆にウエストに行くこともありますし、実は一番よく足を運ぶ店舗かもしれません。
おそらく、福岡の人々の中でウエストを知らない人はいないと思います。
しかし、「無類のウエスト好き!」という人も少ないかもしれません。
つまりウエストとは、まさにその立ち位置なんです。
でも、それがウエストの素晴らしさなんです。
ウエストは至る所に存在しているため、日常的に利用することがあまりにも当たり前になってしまっている日本人は、ウエストの素晴らしさを忘れがちなのかもしれません。
ウエストのおすすめメニュー
ウエストのおすすめは「肉ごぼうぶっかけうどん」
肉とごぼう天が組み合わさった最強のコンビネーションです。
ぶっかけのつゆは、冷たいか暖かいか、お好みで選べます。
私は個人的には断然冷たいぶっかけがお気に入りです。
冷たいうどんの上には、甘めに味つけされた肉やごぼう天、わかめ、大根おろし、ネギなどがたっぷりと載っています。
冷たいつゆを盛大にかけて、豪快に食べるのが最高!
ぶっかけのつゆは、よく出汁が効いていて上品な味わいです。
他の店と比べると、「ウエスト」の「肉ごぼうぶっかけ」のつゆは少し薄めかもしれません。
ごぼう天はサクッとした食感で、柔らかい肉と大根おろしが絡んでさっぱりとした味わいを楽しむことができます。
また、わかめは裏方として良い役割を果たしています。
麺はやわらかくもちもちの食感で、のどごしも良いです。
特に暑い日にはぶっかけうどんが最高に美味しく感じられます。
ぜひお試しください!
福岡が誇るうどんチェーン店の口コミレビューは?
福岡県内外から多くの訪問者が訪れる「牧のうどん」、「資さんうどん」、そして「ウエスト」は、それぞれ独自の魅力で人々を引きつけています。
顧客の口コミレビューを見ると、これらのうどんチェーン店のファンは、特に麺の質感や出汁の風味を高く評価していることが分かります。
「牧のうどん」に関しては、そのモチモチとした麺の食感と、独特の出汁の味わいが好評。
訪問者は、減らないうどんのユニークなコンセプトにも魅了されています。
また、「肉ごぼううどん」のリッチな味わいが、多くのリピーターを生んでいるようです。
「資さんうどん」のレビューでは、滑らかで柔らかい麺と、濃厚な出汁のバランスが絶妙だという声が多数。
特に「カツとじ丼」とのセットメニューが、うどんとの組み合わせで新たな味わいを提供している点が評価されています。
「ウエスト」については、その手頃な価格と家族向けのメニューが好評です。
特に「肉ごぼうぶっかけうどん」は、夏場の暑い日にぴったりの一品として、高い評価を受けています。
また、店舗のアクセスの良さや、気軽に立ち寄れる雰囲気も、顧客からの好評価につながっているようです。
これらの口コミレビューからは、福岡のうどんチェーン店が提供する、質の高い食事と心温まるサービスが、多くの人々に愛されていることが伺えます。
福岡を訪れた際には、これらの店舗での食事を楽しみ、自分自身のレビューを加えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、福岡が誇るうどんチェーン店を徹底解説するというテーマで、福岡のうどん界を牽引する三大チェーン店、「牧のうどん」、「資さんうどん」、そして「ウエスト」を詳しく取り上げてみました。
これらのチェーン店は、長年にわたり地元福岡の人々に愛され続け、県外からの訪問者たちにもその美味しさが広く認知されています。
どの店もその独特の個性と伝統のある美味しさがあるため、それぞれが福岡県民の胃袋と心を満たしてきました。
例えば、「牧のうどん」の肉ごぼう天うどんは、味付けされた肉とごぼう天のコンビネーションが絶品です。
一方、「資さんうどん」のカツとじ丼は、ジューシーなカツとふわふわの卵が見事にマッチした一品。
そして、「ウエスト」の肉ごぼうぶっかけは、あっさりとしながらも、インパクトのある一皿となっています。
どれも絶対に食べてみる価値があるメニューです。
福岡に訪れる機会があれば、ぜひこれらのうどんチェーン店を一度は訪れて、その絶品の味を堪能してみてください。
それぞれの店が提供するメニューの中から、あなたのお気に入りを見つける楽しみを味わっていただければと思います。
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