福岡市中央区長浜にある、長浜鮮魚市場。
この長浜鮮魚市場は、言わずと知れた「博多の台所」として知られています。
ここでは、おいしい魚がほぼ全て揃っています。
ただし、一般の人は通常利用できない卸売市場なので、柳橋連合市場が博多の台所として呼ばれることが多いですが、美味しい魚のお店には「長浜鮮魚市場」が関与していることが多いです。
福岡には多くの良い漁港や市場がありますが、その中でも長浜鮮魚市場は間違いなくトップクラスと言えるでしょう。
他にも素晴らしい漁港がいくつかありますが、このように大規模な市場は他には見ることがありません。
今回は、この長浜鮮魚市場内で、美味しい魚を味わえる食堂を紹介したいと思います。
目次
福岡の魚は美味しい!
福岡県は、新鮮な海の幸に恵まれた地域です。
特に長浜鮮魚市場は、地元民から「博多の台所」と称され、多種多様な魚介類が集まる西日本屈指の市場として知られています。
ここでは、玄界灘や日本海、東シナ海から直送される魚介類を使った料理が楽しめます。市場内の食堂では、その日に水揚げされたばかりの魚を使った、新鮮で美味しい海鮮料理を提供しており、福岡の食文化を象徴する場所となっています。
では次からは、その新鮮な魚が市場内で食べられるという何とも贅沢な食堂を紹介します!
長浜鮮魚市場内にある魚が美味しい食堂
福岡市中央卸売市場水産部は、昭和30年に福岡市の長浜3丁目に造られた施設です。
この市場は、西日本でも有数の消費地として機能し、全国でも最も水揚げ量の多い産地市場です。
地元では「長浜鮮魚市場」という愛称で親しまれており、市場内の「魚っちんぐプラザ」という建物からは、見学者用の通路を通って2階からセリ場を見学することもできます。
この市場では、玄界灘や日本海、東シナ海など様々な漁場で獲れた魚介類が約300種類も集まります。
そのため、魚の種類も非常に豊富です。
市場に隣接している13階建ての市場会館には、1階には料理屋や食堂があります。
朝の3時から4時頃に始まるセリを終えた市場関係者たちの胃袋を満たすために、ここでは美味しい食事を提供しています。
また、この食堂は市場関係者ではなくても、一般の人々も利用することができます。
今回は、特に魚料理が美味しいと評判のお店について紹介します。
おきよ食堂
長浜鮮魚市場にある市場会館には、早朝から営業している「おきよ食堂」があります。
この食堂は、朝食を楽しむことができます。
場所は会館の少し奥の方にありますが、市場内でも独特な存在感を持っています。
創業は昭和22年で、その歴史は非常に古く、地元の人々に愛され続けてきた老舗の食堂です。
メニューは日によって異なるものの、定食は非常にリーズナブルな価格で、750円や850円です。
福岡の郷土料理である「ごま鯖」や「ごまブリ」をはじめ、市場ならではの新鮮なキス天やハモ天の定食なども楽しむことができます。
ご飯はおかわり無料という太っ腹さで、自由に炊飯器から取ることができます。
おきよ食堂は、雰囲気も昔ながらの素朴で温かみのある食堂としての魅力があります。
壁には有名人のサインが掲示されており、そのポップな雰囲気も魅力的です。
カウンター席の内側では、新鮮なお魚が次々と調理されていて、その光景を見ているだけで、「これは絶対に美味しいはず」と納得することができます。
老舗の風格と新鮮な海の幸が詰まったおきよ食堂の魅力をぜひ体験してみてください。
博多 魚がし
次にご紹介するのは、「博多 魚がし」です。
こちらも、先ほど紹介した「おきよ食堂」と同様に、美味しい魚料理を提供している素晴らしいお店です。
「博多 魚がし」は、全国丼グランプリの海鮮丼部門で金賞を受賞したこともあります。
なので当然海鮮丼は絶品です。
また、丼メニュー以外にもたくさんの料理があり、丼メニューやセットメニューが多種多様に揃っています。
特上海鮮丼やうに丼もあり、なんと1,800円と非常にお得です。
さらに、数量限定の海鮮丼はなんと650円というとんでもない安さです。
まさに市場内の食堂ならではの価格設定ですね ^ ^
壁には単品メニューやおすすめメニューがたくさん掲示されているため、ぜひチェックしてください。
メニューの種類が多すぎて、どれにしようか迷ってしまうほどです。
店内はカウンター席、テーブル席、そして奥には座敷席もあります。
テーブル上には醤油や刺身醤油、ごまだれなどの調味料も常備されています。
味噌汁は、魚の出汁が効いていてとても美味しいです。
そして、旬の新鮮な刺身がたっぷりと盛りつけられた旬丼も絶品で、そこまでやるか!というほど刺身が乗っかっていてまさに贅沢な一品です!
煮付けなどの料理も見事なもので、甘すぎず辛すぎず、しかも魚の身は柔らかくホロホロと口の中でとろけます。
さらに、「博多 魚がし」には多くの有名人のサインも飾られています。
例えば藤井フミヤさんのサインがありました。
大物芸能人も足を運ぶなんてさすがですね ^^
市場ずし 魚辰
次に紹介するのは「市場ずし 魚辰」というお店です。
こちらは、博多港で水揚げされたばかりの旬の魚を一番に食べられる回転寿司屋さんになります。
魚屋さんの社長さんが、現代の食生活で魚の消費が減少していることに心を痛め、魚の普及を目的としてこちらの回転寿司店をオープンしたそうです。
私自身、魚が大好きであり、魚の消費低下の問題に無関心ではいられません。
さて、そんな「市場ずし 魚辰」さんですが入店すると、回転寿司のレーンやカウンター席があり、窓側にはテーブル席もあります。
回転寿司のお皿には108円、216円、324円、432円、540円という価格帯があります。
目線を少し上に向けると、本日のおすすめも掲示されています。
寿司がレーン上でぐるぐる回る様子は見ているだけでも楽しいですが、各席にはオーダー用紙が置かれていますので、そちらにオーダーを書いて板前さんに握ってもらうこともできます。
寿司以外にも、単品のメニューがいくつか用意されています。
例えば、貝の味噌汁や魚の味噌汁はそれぞれ300円、胡麻サバやたこきゅう酢は200円です。
特に、胡麻サバはオススメですよ。
また、テイクアウトも可能です。
「市場ずし 魚辰」では、手軽に手頃な価格で質の高い寿司を楽しむことができます。
是非一度訪れてみてください。
なおこちらの店は、カード決済はできなので現金を持って食べに行きましょう。
味処 一魚一栄(いちぎょいちえ)
長浜鮮魚市場の一角に位置する「味処 一魚一栄(いちぎょいちえ)」は、地元民から愛されている海鮮専門の食堂です。
店頭に設置されたショーケースには、目を引く海鮮丼各種や、にぎり、海鮮ちらしの見本が美しく並べられています。
こちらの見本は、来店客に美味しさを想像させるだけでなく、各料理の豊富さと丁寧さを示しています。
具体的なメニューとしては、海鮮丼やごまかんぱち丼が1,280円、特上海鮮丼や特上にぎり、特上ちらしは2,300円、そして特別なうにいくら丼は2,650円から時価といった価格設定になっています。
どれも新鮮な魚介をたっぷりと使用しており、美味しさとコストパフォーマンスの良さを両立しています。
地元の人々や近隣で働いている方々には、日常的なランチとして750円から880円の魚定食が大変人気です。
特に注目すべきは、魚の煮つけ。
しっかりと甘みが引き立つ濃い味付けが施されており、まさに食堂の味と言える◎の美味しさを提供しています。
「一魚一栄」は朝から営業しており、早朝からの市場作業者や早起きのお客様に対応しています。
さらに夜は、海鮮居酒屋として一品料理や河豚コースなどを提供しています。
そのため、どんな時間帯に訪れても、一魚一栄の新鮮で美味しい海鮮料理を楽しむことができます。
長浜鮮魚市場へのアクセス方法
地下鉄「赤坂駅」で降りて、昭和通りを跨ぎ、海の方へ700メートルほど歩くと、鮮魚市場正門の交差点がありますので、右に曲がるとすぐです。
車で行く場合は、都市高速天神北ランプで降りて、浜町病院の方へ行き病院を過ぎると右手に見えてきます。
駐車場は近隣にコインパーキングがあります。
まとめ
今回は、長浜鮮魚市場内の魚が美味しい食堂というテーマで、
- おきよ食堂
- 博多 魚がし
- 市場ずし 魚辰
- 味処 一魚一栄(いちぎょいちえ)
をご紹介しました。
それぞれが独自の特徴と美味しさを持つこれらの店は、魚が美味しい県という福岡の食文化を象徴しているように思います。
朝の早い時間から営業し、新鮮な海の幸を手軽に楽しむことができ、それぞれの店が、地元民だけでなく観光客にもその魅力を伝えているのが感じられます。
魚の美味しさはもちろん、店の雰囲気やスタッフの対応も素晴らしく、これらの店を訪れることで福岡の食の魅力を十分に感じることができます。
訪れた際には、ぜひこれらの店で新鮮な海の幸を堪能し、福岡の食文化の豊かさを感じてみてください。
引き続き、福岡の美味しいお店を探し続け、皆さんにその情報をお届けしますので、お楽しみに。
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